感覚を育てる

そらいろの会に入ってきたばかりの子どもたちは、まず絵を描くことよりも水や海綿、筆などの感触を楽しみます。
手だけでなく口や足までもあらゆる器官を使って素材と触れ合います。
これはとても大切なことです。
素材との充分な触れ合いを持つことによって、素材への信頼関係が生まれ、それを使って何か表現したい、何か動いてみたいという創造意欲が芽生えます。
特に幼児にとって触覚を充分に使うことは、青年期以降の自我の力に繋がってゆく大切な育みです。

芸術活動の力

絵を描いたり歌を歌ったり、子どもたちの自発的な活動が、さまざまな感覚や神経の統合・形成に作用します。
子どもたちが自分自身の体をより自分のものとして扱うことができるようになるためにも、芸術活動は大きな働きかけをしてくれます。
また、自分自身が創造してゆく芸術活動は、自分への深い信頼を培います。
芸術活動によって育まれた心は、幼児期・学童期・青年期・成人・老年期という人生の中で、困難に立ち向かうための、大切な自分の心の居場所を守る大きな力となっていくのです。

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レッスン会場

このホームページは、神奈川県心身障害者福祉基金財団の助成を受けています。

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